
(↑模擬授業にて)
◆台湾留学中、日本語教材の出版社で教材製作の手伝いをしたり、現地の専門学校で日本語や日本文化を
教えたりしていました。最初は日本人なのだから日本語が教えられて当たり前だと思っていましたが、いざ生徒たちから
質問されると、なぜそうなるかが説明できない。当たり前すぎて考えたこともなかったのです。海外だからこそ
感じた日本文化や日本人としてのアイデンティティ。母国語をきちんと説明できない歯がゆさ。日本とアジアを結ぶ懸け橋に
なれるような仕事がしたい。そんな気持ちで日本へ帰国しました。
中華圏の会社への就活をしている最中、ふと目にした「日本語教師」という仕事。よく調べてみると
私がやりたいと思っていたことがそこにありました。すぐ京都市内で日本語教師養成講座をしている学校をリストアップし、
いくつかの学校を見学させていただきました。私が京都民際日本語学校を選んだ理由は、少人数で受講生一人一人に
とても細かな指導をしてくださる点、そして何より実習時間数の多さです。
私は昼間働いていたので、9か月コースを受講しました。理論授業では、先生方の豊富な授業経験や海外での経験を
たくさん話していただき、日本語教師とはどんな仕事なのかを知るたびに、絶対ここを修了したら日本語教師として働く、
という思いが大きくなっていきました。実習は教案や教材作成でかなりハードだとは聞いていましたが、聞いていた通り
大変でした。簡単な文型だと思っていても、いざ教案を作り始めると、小さな謎がどんどん深くなり、蟻地獄状態。
授業が始まるギリギリまで教案の修正をする毎日でした。上手くいった日もあれば、想像もしていなかった落とし穴にはまり
凹んで帰ることもしばしば。そんな日々を乗り越えられたのも先生方の励ましやクラスメートのおかげだと思います。
実習では、受講生が生徒役をし、それぞれの模擬授業の感想を言うのですが、上っ面の意見を言うのは相手にも失礼だし、
私の時にもそんなことは言ってほしくないので、最初から改善点を指摘することに重点を置きました。そのため、「いじわる」と
言われたこともありましたが(笑)、良いこと悪いこと全て楽しんで言い合えるクラスメートでとても良かったです。
この実習経験を積むことが私の自信になるとともに、どれだけ日本語を教える難しさを痛感させられたことか。
実際に外国人の生徒を前にしての教育実習は、とても楽しくエキサイティングな経験でした。私が生徒を前に
心がけていたことは日本語を教えることはもちろん、いかに楽しい授業をするかです。歌を歌ったり、演技をしたり、
仮装をしたり。まず私自身が授業を楽しみ、模擬授業だから失敗してもともと、いろんなことにチャレンジさせていただきました。
修了証をいただいた時は、長いようで短かったこの9か月を振り返り、お世話になった先生方やクラスメートと会えなくなることを
とても寂しく思いました。今まで生きてきた中で一番楽しく積極的に学んだ期間かもしれません。「楽しい」という言葉しか
出てこない民際での日々。そんな貴重な経験をくださった周りの全ての人たちに感謝。
講座が終わり、中国広東省の日本語学校の教師として赴任することが決まりました。現在、事前研修を受けています。
本当の本番はこれからです。
―― 德久忠仁 (2011年9月修了・中国広東省 日本語学校派遣予定)
◆卒業後の進路について考え始めたとき、自分のやりたいことは世界の色々な国にいったり、
色々な地域の人と出会ったりすることができるような仕事だと考えるようになりました。
そして、漠然とした思いではありましたが、それができるのは日本語教師ではないだろうかと、思うようになりました。
日本語教師養成講座での資格取得を考え始め、いくつかの学校の中から、京都民際日本語学校養成講座を選んだのは、
大学での講義等でお世話になっているある教授の紹介からでした。
大学での常の授業と並行して、授業後でも通える夜のコースがあったこと、修了後の海外派遣制度等が充実していたこと、
また、学生に対して授業料の減免制度が設けられていることなどが決める理由となりました。
そして私の友人が先に通っていたこともあり、事前に授業内容や担当されている先生方の様子も聞いていました。
また授業見学に寄せていただいた際に、とても親切にしていただいたのも印象的でした。
養成講座の理論は、大学の授業の後や、長期休暇を利用して履修しました。
演習授業では、毎日、教案・教材・例文等の作成に追われました。大学、養成講座、アルバイトで
睡眠時間を削りながらの受講でしたが、他の受講生の方々に励まされたり、お互いに刺激しあいながら
楽しく過ごすことができました。修了した今でも連絡を取り合っています。とても仲のいいクラスだったと思います。
留学生に対して行う教育実習では、とても緊張しましたが、学生から貴重な意見を聞くことができました。
先生方も、丁寧で熱心な指導をしてくださり、時にはへこむこともありましたが、いつも的確なアドバイスをしてくださいました。
この春大学を卒業しますが、無事、4月からタイの日本語学校へ赴任できることになりました。
現在は赴任前研修に参加していますが、養成講座での実習授業とはまた違った気持ちで取り組んでいます。
日本語教師として、日本人として、社会人としての心構えや、実際の授業で直面するであろう問題やその対処法も
アドバイスを頂き、とても気の引きしまる思いです。
赴任後も、毎日が勉強の日々だとは思いますが、一日でも早く学生の気持ちのわかる先生になりたいと思います。
――青木久美子 (2009年10月期生・2010年6月卒)
養成講座受講期間
2010年4月 入学 6か月コース受講
養成講座修了後の日本語教育歴
2010年10月~ 京都民際日本語学校 非常勤講師
日本語を教えたいと思ったきっかけ
海外留学を通じて、自分の国の文化や言語にも興味
を持ったため。
今後養成講座を受講される皆様へひとこと
京都民際日本語学校養成講座では、模擬授業を行う
演習の授業数が多いので、とても良い経験になると
思います。
実践力をしっかり身に付ければ、すぐに教壇に立つ
ことができると思います。
養成講座受講期間
2009年4月入学 9か月コース
養成講座修了後の日本語教育歴
2010年3月~9月 派遣により、中国山東省の日本語学校
2010年10月~ 京都民際日本語学校 非常勤講師
日本語を教えたいと思ったきっかけ
中国留学の際、日本語を勉強している学生の目がキラキラ
していました。
そのキラキラに答えたいと思い、日本語教師になりたいと思
いました。
今後養成講座を受講される皆様へひとこと
京都民際日本語学校養成講座では、実習の回数が多い
です。
大変なところもありますが、実践力はつきます。
そして、先生方のきめ細かな指導、素敵な仲間の中で素晴
らしい受講期間を過ごせる と思います。
(私がそうでした!!)